スプリントC2019 気になる出走馬の詳細は?

 

秋競馬が開幕し、盛り上がりを見せる日本競馬。世界各国の競馬も秋の大レースに向けて有力馬が徐々に復帰してくる時期ですが、夏にピークを迎えた欧州の短距離戦線はそろそろクライマックスに差し掛かってきました。中でもジュライC、ナンソープSと短距離の主要G1を終えたイギリスではそのフィナーレともいうべきレース、スプリントCの開催が近づいてきました。

 

今年のスプリントCは9月7日(土)の14時25分(日本時間:22時35分)にイギリスのヘイドックパーク競馬場の芝コース6ハロン(約1207m)で開催。3歳以上の馬が出走可能で、先に行われたジュライC、ナンソープSらとともにイギリス短距離レース三冠の一つに数えられています。

 

短距離三冠レースの最終戦として知られるスプリントCの創設は1966年と他の2レースに比べるとはるかに遅く、ジュライCと比べると約100年近い歴史の開きがあります。創設当時の条件は名前の由来にもなっている距離こそ変わりませんが、開催は秋も終盤の11月、そしてナンソープSと同じく2歳馬の出走も許可していました。

 

秋冬はオフシーズンになる欧州の競馬の事情もあり、当時のメンバーと言えば2歳馬が多く、トップスプリンターが集まることはあまりありませんでした。しかも舞台となるヘイドックパークの周辺はこの時期になると濃霧が発生することもあり、開催3年目となった68年にはその濃霧が原因となってレースが中止になるというハプニングもありました。

 

そこでレースの改革を目指すため、79年に開催時期を現在の9月に変え、80年には3歳以上の馬のエントリーに絞ります。当時はまだG2レースでしたが、88年にG1に昇格してようやく名前にふさわしい格を得るようになりました。そしてこの頃から出走馬のレベルも上がっていきました。

 

G1昇格後の勝ち馬を見ていくと、まず知られているのがデインヒル。種牡馬位入り後にはオーストラリアや日本で数々の活躍馬を輩出し、シャトルサイアーとしての地位を不動のものにしました。その翌年には欧州ナンバーワンスプリンターの名をほしいままにしていたデイジュールが制し、レースの格が一気に上がります。そして99年には翌年の安田記念に来日して2着に入ったディクタットが勝利しています。

 

また、02年には日本のエアトゥーレがこのレースに参戦。結果こそ11着と振るいませんでしたが、先のディクタットの件もあり、日本の競馬ファンからも知られるレースになりました。

 

欧州のスプリントG1の真の王者が決まる一戦だけにどんな馬が集まるか気になりますよね? それではブックメーカーで発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。

 

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例年混戦模様となるスプリントCですが、今年に関しては確たる1番人気馬がいる状況。その馬の名はアドヴァーダイズ。

 

ショーキャスティングというかなりマイナーな種牡馬の産駒でクラシックを目指すというよりも早い時期から短距離戦に活路を見出すことに。そのため使い出しも早く、デビュー戦は2歳の5月というかなり早いものでした。ここでいきなり勝つと、2戦目にはコヴェントリーSに出走。ここでは2着に敗れましたが、続くジュライCで快勝して見事に重賞初制覇を達成。迷わずG1制覇を狙い、続いて選んだのはフェニックスS。ここで初騎乗となったランフランコ・デットーリが初めて騎乗しましたが、スタートから軽快に飛ばして見事に快勝。2歳の8月にしてG1制覇を果たしました。

 

ここまでくるとクラシック制覇に意欲を見せるようになり、イギリスのクラシックを狙う上での登竜門となっていたデューハーストSに出走。ここでは3番人気に支持されましたが、トゥーダーンホットの前に2着に完敗。これで休養入りをしますが、やはり距離の壁が使ったという印象が残りました。

 

それでも年明け緒戦に選んだの英2000ギニー。ここで一発を狙い再びデットーリを鞍上に迎えましたが、8ハロンの壁はこの馬には厚かったようで最後の200mでズルズルと失速。結果15着とキャリア初の馬券県外に敗れるという大敗を喫してしまいました。

 

しかし、これで終わらないのがこの馬。マイル戦で大敗しただけに路線もクリアになったのか、続いてアドヴァーダイズが出走したのはロイヤルアスコット開催のコモンウェルスS。英2000ギニーの大敗が尾を引いて5番人気にまで落ちましたが、いざフタを開けてみたら快勝。テンソヴリンズを4着に任すというまさかの結果でしたが、スプリント戦の強さを満天下に示しました。

 

その後はジュライC、モーリスドギース賞と連戦して2着→1着というステップを踏んできました。スプリントG1で3勝を挙げた実績はここでもダントツと見られています。

 

その他の馬ではケハーデン、ドリームオブドリームズらが続いていますが、オッズは4倍以上とアドヴァーダイズよりもやや開きがあるという状況。それだけにアドヴァーダイズがG1レース4勝目を挙げる可能性も高そうです。

 

スプリントCは9月7日(土)の14時35分(日本時間:22時35分)に発走予定。欧州ナンバーワンスプリンターが決まる一戦だけにぜひ馬券を買ってみたいですね!