ジョッケクルブ賞2019 気になる出走馬の詳細は?

 

競馬発祥の地、イギリスでダービーが行われるなど、各国のダービーは5月から6月のアタマに行うことが大半。フランスもその例にもれず、フランスダービーとも言うべきレースのジョッケクルブ賞が間もなく開催されます。

 

今年のジョッケクルブ賞は6月2日(日)の16時15分(日本時間:23時15分)にシャンティイ競馬場の芝コース2100mで開催されます。

 

「ジョッケクルブ」という聞き慣れない言葉ですが、実はこれをアルファベットで表記するとJockey Club。つまり日本で言うところの競馬会を指す用語になります。馬主の集まりとして成立するこの会をフランス競馬でも採用したことでこうした名称で呼ばれるようになり、ダービーに値するレースとして名付けられることになりました。

 

日本では仏ダービーと表現されるこのレースですが、世界的には仏ダービーとは呼ばずにこちらの名称で呼ばれることがほとんどです。

 

さてそのジョッケクルブ賞の創設は1836年。他国同様にイギリスのダービーを模範にしたクラシックレースです。このレースの歴史的特徴として挙がるのが戦火の影響を受けたケースが非常に多いこと。

 

例えば日本ダービーは第二次世界大戦中に45年〜46年の2年が中止されましたが、ジョッケクルブ賞は1871年の普仏戦争時、1915年に第一次世界大戦で中止、さらに40年の第二次世界大戦でも中止されたという経緯があります。ただし、第一次世界大戦時の16年から18年は4つの競馬場を使ってトロワザン賞として代替開催され、40年の時は6月開催ではなく11月に開催時期がずれ、シャンティ賞という名称で行われています。

 

そんなジョッケクルブ賞ですが、2005年を境に出走馬の傾向がガラリと変わりました。というのも、当時は他国のダービーと同じく2400mで行われていましたが、ほぼ同じ距離で行う英ダービーや自国の2400mのG1レースであるパリ大賞典との差別化ができないという理由でこの年、距離を300m縮めて2100mで開催することになりました。

 

距離を短縮したことで出走馬のバリエーションが増えたという見方もありますが、一方でマイラーとも言える馬にダービー馬の肩書きを与えるのはいかがなものかという反論意見もあり、現時点でも賛否両論あるのがこのレースの特徴とも言えます。歴代勝ち馬でも2400m時代はモンジュー、スラマニ、ダラカニなどの後に凱旋門賞などのビッグレースで勝利した馬がいましたが、2100mに短縮した05年以降はそうしたビッグレースを制した馬があまりいないという寂しい状態が続いています。

 

それでも、ジョッケクルブ賞はフランスの3歳馬の最高峰のレースとして知られ、レース当日華やかに彩られることでも知られています。競馬大国であるフランスのダービー馬が決まるレースだけにどんな馬が出てくるか気になりますよね? それではブックメーカーで発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。

 

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今年のジョッケクルブ賞は1強体制。単勝オッズとしては2倍勢前半というブックメーカーがほとんどですが…その馬の名前はペルシアンキング。今年の仏2000ギニーを制した実力馬です。

 

名門アンドレ・ファーブル厩舎所属、ゴドルフィングループの所有馬と言う生まれながらのエリートと言う良血馬で、デビュー戦で2着に敗れて以降は破竹の勢いで連勝。今年に入ってからもフォンテンブロー賞、仏2000ギニーと2連勝を飾って見事に二冠制覇を達成。ジョッケクルブ賞で二冠制覇に挑みます。

 

デビュー以来、一貫してマイル路線でしか出てきていないだけに2100mは初の挑戦。それだけに不安があるのが確かですが、一方で血統を見ると、父キングマンは愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスSらを勝ってきたマイラー。ましてや今年が産駒デビュー1年目ということで距離に対する適性は全くの未知数と言えます。

 

それだけにペルシアンキングも距離が延びると危険と思われていますが、一方で母父を見ると凱旋門賞を制したディラントーマス。それだけに2100mでもこなす可能性は十分あると言えるでしょう。2017年のブラムト以来、フランス2冠制覇に向けて視界良好と言えるでしょう。

 

このペルシアンキング一強体制と思っていましたが、当然ライバルがいないわけではありません。とりわけライバル視されているのがレイズユー。

 

ここまで3戦2勝。昨年9月に行われたデビュー戦で2着に敗れてシーズンを終えると、年明け緒戦に初勝利。そして前走はフェアウェイSを快勝して見事にジョッケクルブ賞に参戦する意向を固めました。父のロープデベガは先週、フェニックスオブスペインが愛2000ギニー、ザビールプリンスがイスパーン賞を勝つという具合でまさに産駒が飛ぶ鳥を落とすような勢いをみせています。それだけにこの馬にも勢いがあるのでは?と注目を集めています。

 

ジョッケクルブ賞は6月2日(日)の16時15分(日本時間:23時15分)に発走予定。フランスのダービー馬が決まる一戦だけにぜひ馬券を買ってみたいですね!