プリークネスS2019 気になる出走馬の詳細は?

 

日本のクラシック戦線をはじめ、海外のクラシック路線は1年単位で行うのが普通。しかし、競馬先進国の中でもアメリカだけは例外で、5月頭にケンタッキーダービーが開催されたかと思えば、夏までに3冠レースが全て終わります。クラシック第一冠目であるケンタッキーダービーが行われてからわずか2週間後にはクラシック2冠目、プリークネスSが開催されます。

 

アメリカ牡馬クラシックの特徴はとにかくスケジュールが過密であること。ケンタッキーダービーが開幕したと同時にピークを迎えるアメリカ牡馬クラシック戦線は夏前までに3冠レースを終えて、秋からは古馬との激突になります。そんな厳しい条件で行われるプリークネスSですが、このレースの創設は実はケンタッキーダービーよりも2年も早い1873年。かつてはケンタッキーダービーよりも前の時期に開催され、ケンタッキーダービーよりも権威のあるレースとして知られていました。

 

アメリカ牡馬クラシックレースの中で最も距離が短いこともあり、日本競馬で言えば皐月賞にあたるこのレース。小回りコースのピムリコで行われるだけに特に先行馬には有利なコースとなっています。ちなみにこのレースもクラシックでありながら、セン馬の出走が認められています。「強いものは強い」というアメリカ競馬独特の雰囲気がここからも伝わってきます。

 

また、プリークネスSの歴代勝ち馬にはのちに種牡馬としても活躍する馬が多く、ケンタッキーダービーとの親和性も抜群。代表的な例で言えば89年にこのレースを制したサンデーサイレンス、95年にこのレースを勝ったティンバーカントリーはそれぞれ引退後、日本にやってきてG1ホースの父になっています。

 

このほかにも種牡馬として日本にやってくる馬が多く、その多くが成功していることからも日本の馬場との相性の良さも特筆ものです。

 

近年では16年にラニが日本馬として初めてこのレースに挑みましたが、結果は5着。小回りコースへの適性のなさが響いての敗北となりました。今年は残念ながら日本からの出走馬がいませんが、ケンタッキーダービーの上位馬が多くエントリーしているだけに見ごたえのあるレースが期待できそうです。

 

そんなプリークネスS、今年は5月18日(土)の18時48分(日本時間:19日(日)7時48分)にアメリカのピムリコ競馬場のダート1900mコースで開催されます。

 

アメリカ牡馬クラシックの第二冠目なだけにどんな馬が出走するか気になりますよね? それではブックメーカー各社で発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。

 

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先に行われたケンタッキーダービーは1位入線のマキシマムセキュリティが進路妨害のために17着降着となり、単勝14番人気のカントリーハウスが繰り上がるという大波乱の結末に。しかも今回、そのカントリーハウスは風邪のために不出走を早い段階で表明するなど、ケンタッキーダービー当時の勢力図が全く通用しない別物のレースとなってしまいました。

 

それだけに混沌とした印象がぬぐい切れませんが、各社で1番人気に支持しているのはそのケンタッキーダービーで4着に入ったインプロバブル。

 

デビューから3連勝でG1を制したスピード馬で、今年に入ってからもアーカンソーダービー2着など好走。波乱のケンタッキーダービーでも1番人気に支持されるほどの実力馬で、このレースでもグチャグチャの不良馬場の中で4着に好走。人気も裏切り、さらに連対記録は途切れてしまいましたが、混戦ゆえにこれまでの実績に頼りたいと考えるのはアメリカの競馬ファンも同様。調教師は名伯楽と誉れ高いボブ・バファートで、今回のリベンジには自信満々。ケンタッキーダービー組の上位馬がほとんどいないというのも追い風になっているので逆襲には十分期待できます。

 

このインプロバブルに続いたのがウォーオブウィル。

 

「未来の戦争」という物騒な名前が印象的な同馬ですが、初勝利までに5戦を掛けた遅咲きの1頭。しかし1度初勝利を挙げた後はとんとん拍子で勝ち進んで3連勝をマークして、この間にリズンスターSらを勝利するなど重賞でも堅実な実績を残しました。ケンタッキーダービーにも出走してマスターフェンサーも後れを取る7着に終わりましたが、ケンタッキーダービー自体、勝ち馬との時計があまり離れていないという混沌とした状態だったもの。それだけにここでも巻き返しがあってもいいという判断をされているようです。

 

そもそも今年、ケンタッキーダービー→プリークネスSと連戦してきたのはわずか3頭のみ。そのうちの2頭が2番人気以内に推されているのを見ると、やはりクラシックレース出走馬の実力を感じずにはいられません。

 

その他の馬ではケンタッキーダービー不出走組のオールウェイズマイニング、バーボンウォーらが単勝オッズ10倍を切る人気となっていますが、ケンタッキーダービーの結果が結果だっただけに過信は禁物と言えるでしょう。

 

プリークネスは5月18日(土)の18時48分(日本時間:19日(日)7時48分)発走予定。アメリカ牡馬クラシック二冠馬が誕生するか、それとも新たなヒーローが生まれるか…注目のレースだけにぜひ馬券を買ってみたいですね!