宝塚記念2017
春のグランプリレース宝塚記念が6月25日に阪神競馬場にて開催となります。
宝塚記念は距離2200mの芝内回りコースで、今年の出走頭数は11頭と例年と比べてやや少ない頭数となりました。
レース前にファン投票を行い、人気上位10頭に優先出走権が与えられますが、2位のサトノダイヤモンド、4位のマカヒキ、7位のディーマジェスティー、9位ヴィブロス、10位サウンズオブアースが出走を辞退。
頭数、メンバー的にもやや小粒感が否めない宝塚記念となりましたが、注目はファン投票1位のキタサンブラックに集まります。
ここまで新設G1の大阪杯を勝利し、続く春の天皇賞を連覇、宝塚記念を勝って上半期のG13連勝なるか?
ここを勝てば秋の凱旋門賞出走を陣営は考えているようなので、是が非でも勝ちたいところでしょう。
最大のライバルとされていたサトノダイヤモンドが出走してこない現状を考えれば楽勝もあり得るでしょうが、ライバルとなりそうな馬もご紹介していきます。
人気が予想されるサトノクラウン、牝馬のミッキークイーンの2頭です。
サトノクラウンは、香港のG1香港ヴァーズを制したG1馬で、重馬場を得意としている事から梅雨のこの時期だけに激走しても不思議ありません。
そしてミッキークイーンは、オークス、秋華賞を制した2冠牝馬ですが古馬になってからは成績がいまいちです。
前走のヴィクトリアマイルが1番人気ながら7着と期待を裏切り、敗因も特に分からないことが気にかかりますが、サトノクラウン同様に重馬場を得意としています。
他にも天皇賞春2着のシュヴァルグランやシャケトラがいますが、サトノクラウン、ミッキークイーンの両G1馬に注目です。
では、宝塚記念のオッズをブックメーカーにて見ていきましょう。
ブックメーカーbet365
キタサンブラック 1.50倍、シュヴァルグラン 8.50倍、ミッキークイーン 8.50倍、シャケトラ 9.00倍、サトノクラウン 9.00倍、
キタサンブラックが圧倒的人気を得て2番人気以下は混戦模様ですね。
実績を見てもキタサンブラック1強の宝塚記念と言わざるえませんね。
ただ、キタサンブラックに死角がないかと言われれば無いとは言い切れません。
それは、唯一心配なのが春3戦目となる目に見えない疲れです。
追切りを終えた時点の関係者のコメントでは落ち着きがあり疲れも見せていないようでしたが、G13連戦は流石にタフなキタサンブラックでも肉体的な疲労は少なからずあるはずです。
しかも前走の天皇賞春では、あのディープインパクトのレコードを0.9秒も更新する激走を見せています。
負けるとすれば馬場でも枠でもなく目に見えない疲れが敗因となるでしょう。
秋には待望の海外遠征を控えている身なので、ここをすんなり勝って世界へ羽ばたいてくれることを祈ります。
現役最強馬の走りに注目しましょう。